2013年8月21日水曜日

試すためのハードル

最近は、漠然とフリーレントスペースをどのような人に使ってもらえるかを考えていました。
しかし、やはり実行に移すにはもっと「容易にできる」と思ってもらう事が必要なのではないだろうかと思います。

『今の○○○なテナントなので〜な使い方が出来ますよ』
だけでは、やはり実施に繋げることが難しいというのが現状です。

そこで考えたのが、「空間のつくり方を提示すること」と「そのために使うツールを貸し出しする」と言う形で用意すること。

雰囲気のいいテナントでも、広さが合わないと行った場合では上手く仕切るシステムを提示する事で何人かでシェアして使ってみようと思ってもらえるのでは無いでしょうか。
またツールを貸し出しにする事で、フリーレントならではのお金をかけないで試してみることが可能になります。

次回からのブログでは、テナントの情報と空間の使い方など紹介できればと思います。

(文=小林 史明)

2013年8月4日日曜日

制限を1つだけ無くす

最近、大学院の研究発表などがあり、なかなか街なかに行けていなかったので
いつもとは違う目線で書いていきます。

今、山形R不動産では「バリューアップ原状回復プロジェクト」を行っています。
そこで言えるのは借り手も大家さんにも価値のある空間にしようとしている事です。
そのためには、壁や床が汚れても大丈夫にするというようなことであったり、
畳フローリングを使い、テーブルの脚の跡が出来ても安価に交換できるのではないか
というような事を行っています。

また、最近「大家も住人もしあわせになる賃貸住宅のつくり方」(青木純 著、学研パブリッシング 発行)などを読んでいる途中なのですが、壁紙を住人が選べるサービスがあったりする。
それは、たんにかっこ良くなるとかじゃなくて、自分で自分の空間を獲得することに意味があるのではないかと思う。

本は、賃貸住宅についてだが、貸しテナントに関してもなにか1つ制限を無くす、または、権限を与える事によって魅力的な空間になるのではないだろうか。
それを解決するためには、まず何が制限なのか調べないと。